そこでしか食べられない。そこで食べるから美味しい。
ご当地グルメは地域活性化に一役を担う新しいブランドですよね。B級グルメなんて言葉が流行ったのは、それを企画した人とたちの努力によるものです。
ある意味、一発屋って言われたりして「〇〇ぎょうざ」とか「〇〇やきそば」って、いったいどこへ行った???という地域もたくさんあります。
結局、ブランドとは文化そのものであって、その中身は「共感」だと私は考えます。
つまり、地域全体が本当に楽しく感じ、心から育てていきたいと思わなければ相手に伝わらない。つまり互いの「共感」(ブランド・文化)は生まれないことになります。
SATOMIプロジェクトとは
SATOMIプロジェクトは、風変わりな色の麺や奇想天外な食べ方を創造しつづけるだけでなく、オープンな文化づくりのひとつのカギになれればと考えています。私たちSATOMIプロジェクトで試行錯誤して考えた「アレンジうどん」は実店舗様のオリジナルブランドにしていただき必要な分だけの打ち立て麺をお届けします。
飲食店・ホテル・旅館・地域などで、それぞれ独自ブランドの展開を可能にするプロジェクトです。
ご当地名物を作るのは容易ではない
普通のソース焼きそばに卵焼きに鰹節をたっぷりかけただけでもご当地ものとして完成します。しかし作るのも容易いが衰退も早いものです。
問題はその先にある「またか・・・」と冷めた目で見られるようになる事です。
でも真剣に拘ったものを作れば地域に根付いて文化となっていきます。その為には様々な試行錯誤を重ね、設備投資や経験のある人材確保も必要です。まさに時間も手間もお金も掛かるものです。
簡単でないから共感が生まれる
ブランドは「共感」と言いましたが、誰もがイメージしやすい装飾や衣料の分野でのブランドはどうでしょうか。細部にわたる丁寧で確実な裁縫や装飾美、均一な流れで美しい鞣革、丁寧に磨かれて歪みの無い鏡のような金属面、至るところに難易度の高い「こだわり」がちりばめれています。
私たちはここに「共感」し憧れさえも抱くようになるのです。これこそが文化であり生産と需要という関係によって継続され続けていく価値のあるものなのです。
SATOMIプロジェクトはひとつの扉の鍵
大袈裟な言葉ですが、新しい文化の扉を開けるのは地域一丸となった人々の心です。
でも現実はコストや人件費などからマイナス思考の連鎖から失敗したら責任をどうしよう…と道半ば、いやスタートラインにすら立たずに終わってしまう事になります。
その扉のひとつの鍵になればと考え、やりたい気持ちをリスクを恐れずに後押しするのが、SATOMIプロジェクトです。
便利さと合理性が生んだ食文化に学ぶ
人類は便利さや合理性によって失ってきたもの(栄養素や安全性)が余りにも多い、行き過ぎた文明生物です。もともと自給自足から始まり農耕と狩猟など次々に分業化されていきました。
次第に機械化による大量生産、需要と供給のバランスを安定させるために大量のストックを持つようになる。それは原材料に留まらず、完成品でさえ缶詰や冷凍食品、インスタント食品など様々な技術で合理性を高めていきます。
長期間の保存を可能にする技術はそれが自然に反した本来の姿で無い事は承知していても現代生活では不可欠な存在として受け入れらています。
美味しい物は外食(専門店)で味わう
それは何故か、作り立てや生の素材の美味しさを身体が望むからです。そこでしか食べられないもの。その時だから食べられるもの。それらは全てが文化でありブランドなのです。
SATOMIプロジェクトは米作りで言えば苗のようなものです。植えただけでは育ちませんが、育てがいのある新鮮な良い苗なんです。
とても縮みやすく打ちにくい生産性の悪い胚芽を含んだ麺をつかって、さらに生のまま冷蔵配送するのはSATOMIの「こだわり」なのです。
見直される原料のありのままの姿
ありのままと言うと、砂糖について議論されることがしばしばあります。白い(透明)の白砂糖(グラニュー糖)は主たる原料のサトウキビを高純度の糖質だけにしたものですが、黒砂糖は不純物(ビタミン・ミネラルなど)が多く含まれるものです。
さてどちらが良いか議論するつもりはありませんが、沖縄では風邪のときは黒砂糖の欠片をなめてみろ!って「おばあ」が教えてくれました。私は少々高血圧なので体内の塩分を放出するためカリウムが豊富な黒砂糖を使っています。
小麦のありのままの姿
砂糖については議論するのに、白い小麦粉は議論の外ですね。それどころかグルテンを悪役にするなど世界最古の作物を愚弄するかの流れにはがっかりするばかりです。
小麦には「ふすま」と言われる「胚芽」を含んだ褐色の部分がありますが、現在ではそれらを除外して用途ごとに薄力粉、中力粉、強力粉が作られています。実はこの「ふすま」にはミネラルとビタミンが詰まっています。ありのまま挽いたものが「全粒粉」と呼ばれている「小麦色の小麦粉」です。
イタリアには全粒粉パスタがありますが、独特の舌触りと風味が何とも言えなずクセになります。インスタ映えも間違いなし?
地域活性化のための食文化をつくりましょう
私たちSATOMIプロジェクトは、国産100%の小麦粉をうどん麺になるギリギリまで胚芽を含んだ「利休白茶」色など2色の麺を作り出しました。パスタ風にしても、つけ麺風にしても存在感を失わない姿は「目で食す」食材です。
古代エジプト人も、そして日本では弥生人も食した、ありのままの小麦を、現代風に様々なアレンジで頂く。そんな食文化の歴史をつなぐリレーにご賛同いただき、ご一緒できることを楽しみにしております。
まだまだ究極の姿には未完な状態ですので、多くの皆様のご協力が必要です。
SATOMIプロジェクトを暖かく見守りください。
あとがき
SATOMIプロジェクトは無償で広告連携されるので、ここで食べられるという情報がSNSやブログなどのメディアで拡散していきます。
私たちはモノ売りではなくコト売りです。様々な異種混合のイベント企画などを連携したり「だけで終わらない」付加価値をつけていきます。
次々あふれ出るアイデアを皆さんと具現化していけたら幸せです。
問い合わせは、お問い合わせフォームをご利用ください。
予報は晴れのち快晴です!SATOMIプロジェクトでした。