この記事は、復帰勢や初心者YP、普段は戦わないYCさんに向けた記事になります。2020年4月制限改定後のドラゴンリンクについて触れた記事ではありません。※YP=遊戯王プレイヤー YC=遊戯王コレクター
はじめまして!!
久遠の初心者 みら@mira_smilex2と申します! ▼自己紹介をいたします
私は遊戯王大会初参加が2019年10月、2回目の参加が2020年2月と、大会参加歴の非常に浅いデュエリストです。そんな初心者の私ですが【ドラゴンリンク】を用い2020年2月12日に公認ランキング戦で初優勝、15日にアメニティドリーム横浜での店舗代表戦でも優勝することができました。
今回は初心者でも早く上達できる!みらお薦めの【ドラゴンリンク】【展開系】デッキについて記事を書いてみました。
遊戯王カードでもっと効率よく上達したいと思っている方におすすめです。
ドラゴンリンクのおすすめポイントは3つ!
わかる!そだつ!たのしい!
これらについて順にご説明していきましょう。
わかる▶ 強いデッキ・強いカードがわかる
それは、強い盤面、手札誘発によって理解できるのです。
ドラゴンリンクとは
まず、みらがお薦めする【ドラゴンリンク】の強みとは▼こちらです。
リンクモンスターを中心に構成したエクストラデッキ(EXデッキ)
アドバンテージを重ねることで強力な最終盤面を構成できる
EXデッキ(※1)を使うことの利点は、確実にアクセスできる「展開ルート」が確保されることによります。
※1)メインデッキとは別に15枚まで用意できる特殊召喚カード
(リンク・融合・シンクロ・エクシーズ)の4つがある
強い最終盤面を素早く構築
リンク召喚は、他に比べて召喚条件が非常に緩いメリットを活かしてスピード感のある強い盤面をつくれることにあります。
現在の【ドラゴンリンク】はレベル4以下のドラゴン族モンスター1体で出す《ストライカー・ドラゴン》ドラゴン族・鳥獣族モンスター2体で出す《ドラグニティナイト―ロムルス》が最序盤のリンクモンスターになります。
つまりレベル4以下のドラゴン族を含むドラゴン族2体を場にそろえるだけで展開を開始できるのです。そのためペンデュラム召喚、融合召喚のように展開を始めるために必要な「初動」の手札の枚数が少なく、1枚~2枚の手札から展開できます。
【ドラゴンリンク】の1枚で初動できるカードは
《輝光竜セイファート》
《黒鋼竜》
追加コストを含む場合の初動カードは
《ドラゴンメイド・チェイム》
《ワン・フォー・ワン》
1枚で初動できるカードは10枚以上と非常に豊富です。
(《ワン・フォー・ワン》は現在準制限、他にもドラコネットなどありますが省略)
これらの初動札から、特にハンドアドバンテージ(※2)ボードアドバンテージ(※3)を稼ぐことができるリンクモンスターやシンクロモンスターを複数経由して総リンク数を上げる/大型シンクロモンスターを場に出すことが基本となります。
※2)手札が多いほど優位性が高い。
※3)フィールド上の枚数が多いほど優位性が高い。
強力な盤面は、相手に対する妨害(モンスター効果や魔法・罠効果の無効、相手へのハンデス)を複数用意し、かつ複数の打点が高いモンスターを並べることにより達成します。
このように少ない手札から素早く展開し、強力な盤面を拵えるのが【ドラゴンリンク】など展開系デッキの強みです。実際にプレイを重ねるとこの強さがわかると思います。
現代遊戯王で必須の手札誘発
そして、もう一つが手札誘発です。様々な妨害を可能にするカードで現代遊戯王で勝つためには必須となっています。
【ドラゴンリンク】のような展開系のデッキに対しては、《灰流うらら》や《増殖するG》《原子生命態ニビル》《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》などの相手ターンに発動できる手札誘発カードが大きく刺さります。
自分の手札を見て「これは展開できる手札!」と思っても、相手の手札誘発による妨害が刺さってしまう場面は頻繁に起こります。他の低速・中速のデッキに比べてメインデッキからの妨害カード・リソース回復カードがないために相手ターンで簡単に突破され負けることになります。
展開系のデッキを用いることで、手札誘発による相手ターンに行う妨害の強さ・必要性がわかりやすいと思います。
現代遊戯王で強いとされる盤面、手札誘発による妨害がわかるメリットです。
そだつ▶ デッキ構築力が養われる
テーマに依存しないので広い視点が身に付くようになります。
テーマデッキでないメリットとは
【ドラゴンリンク】は、【ブルーアイズ】や【ブラック・マジシャン】、【レッドアイズ】のようにカード名に特定の名前を冠する『テーマデッキ』ではありません。
そのため、自由度や応用力が高く、カードのシナジー効果を理解しやすいメリットがあります。
テーマデッキでは基本的にテーマに共通するカードを集めてデッキを構築しますからテーマごとに基本展開・戦術が決まっているものがほとんどなので読まれやすいのです。
自由度が高いデッキ
ドラゴンリンクでは、アドバンテージを重ねて戦う、ドラゴン族を主体にしたデッキであり、【ヴァレット】(かつては【守護竜】)が一部基礎にはなっています。しかし、テーマに対する依存度、テーマによる戦い方の制限(テーマ内モンスターで強力な展開が可能になる代わりにテーマ内モンスターしか特殊召喚できない等の誓約がある等)はほとんどなく自由度が高いです。
応用が効きやすいデッキ
アドバンテージを稼ぐための動きの中に、利用制限の少ない様々なカードを取り込むことを学べます。それらは応用が効きやすく一部分のみを他のデッキにも採用できる場合があります。
カードごとのシナジーがわかるデッキ
また、展開を学ぶ上でカードごとのシナジーを理解できる、カードに対して着目する視点が養われます。現在の【ドラゴンリンク】で言えばエクストラデッキに《ガーデンローズメイデン》が組み込まれている場合があります。植物族のシンクロモンスターである《ガーデンローズメイデン》ですが、採用理由としてはフィールド魔法《ブラックガーデン》が活用できる事によります。(ほかにもありますが割愛します)
例えば《ブラックガーデン》の効果でフィールドに出てくる《ローズトークン》(植物族)のステータスは攻守800、展開の途中に発動することで相手フィールド上に《ローズトークン》を2体生成したとします。《ブラックガーデン》の起動効果により、フィールドの植物族モンスターをすべて破壊しその攻撃力の合計と同数値のモンスターを1体墓地から蘇生します。《ガーデンローズメイデン》を素材に使っていた場合フィールドに残るのは相手フィールドの《ローズトークン》2体のみ。合計1600の攻撃力を持つ《ヴァレットトレーサー》を蘇生して再び展開することができます。
新たな視点を生むデッキ
一見『ドラゴン族で戦おう!』と考えるだけでは思いつきにくい展開方法が【ドラゴンリンク】には組み込まれています。こういった展開ルートを覚えると「闇属性シンクロモンスターを採用すれば《ヴァレットトレーサー》の効果発動後も出せる」とか「攻撃力800のリンク2以上のモンスターを《ローズトークン》1体と入れ替えで出せればアドバンテージを稼げる」などカードに対する視点が豊かになります。
新たな視点は、次のデッキ・コンボの構築力につながります。【ドラゴンリンク】で学んだノウハウを他のデッキで活かせるので構築の幅が広がります。
少しずつ・着実に強く成長できるデッキ
プレイングに関して、展開系はルートを覚えてしまえば状況に応じて行う判断自体が少なめなので、戦い方を少しずつ学ぶのに適しています。
慣れてくると自分の展開で最も止められたくない点が見えてきます。《リンクロス》《ハリファイバー》等をいかにして防ぐか、逆に自分が妨害をするならどこに打てばいいのか、という理解があれば勝利の可能性も高まっていきます。
デッキ構築やプレイングにおいても、触れることで学べることが多く、なかなか勝てないと思っている方は成長するきっかけになると思います。
たのしい▶ 展開が成功すると楽しい!
始まりから終わりまで遊戯王ならではの楽しさがいっぱい!
【ドラゴンリンク】の「たのしさ」は▼この2点にあると思っています。
- 展開成立の可能性
- 出来上がった最終盤面の豪華さ
遊戯王で凹む時って『引きが悪くて、何もできずに負けた』という時ですよね。
だからこそ、お薦めなんです。
展開成立の可能性が高い
低リスク・確率も高い
【ドラゴンリンク】は展開に必要な札が少ない上に、その初動札を複数採用可能であるため、妨害のリスクはありますが、手も足も出ない事態には陥りにくいのです。
終盤に盛り上がる
そして展開終了後、相手に対してプレッシャーをかけられる盤面が作れるため、次の相手ターンに行う駆け引きがあります。(どのカードに無効を使うのか等)
また最終盤面に妨害持ち高打点が並ぶのはかっこいいです。(個人の感想)
弱体化した今でも戦える…
これまでに比べて弱体化した現在の【ドラゴンリンク】であっても、《セイファート》1枚が初期手札にあれば3000打点越えの妨害持ちモンスターを3体《クリスタルウイング》《ヴァレルロードS》《ヴァレルエンド》等を並べることも可能です。
自分が頼れる・活かしたいカードが最終盤面に揃うのもモチベーションになります。
あとがき
【ドラゴンリンク】は今でもお薦めのデッキのひとつです。ただ2020年4月の制限改定によって大幅に弱体化しました。そのため勝つことだけを目標にした場合はお薦めしません。
勝てる展開系を組みたいという場合は2020年4月新制限で優勝した【3軸シンクロ】やテーマデッキではありますが【アダマシア】【セフィラ(&エンディミオン)】展開系に寄せた【ドラゴンメイド】辺りがいいかもしれません。
展開系に抵抗のある方でも、騙されたと思って一度触ってみてください。展開系での学びを通じ、目指すプレイングや作りたい盤面の方向性が見つけられますよ。
私も、次はリソース管理と妨害ポイントの理解を深めるために【オルターガイスト】にチャレンジしようと思っています。【オルターガイスト】に理解の深い方はTwitterなどでご教授ください!
お読みいただきありがとうございました。
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私もまだまだ初心者ですが、デッキ構築したい!という方がいらっしゃれば、ブログを見た!とツイッターアカウントの方にご連絡ください。お力添えいたします。
Twitter:@mira_smilex2 みら
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