《カーマニアック》上抜きオイル交換できるDIY工具!専用ポンプで作業レポート!

オイル交換は下から?上から?それよりブレーキフルードっていつ換えた???

こんにちは!Answer Stock 「晴れのち快晴」@サニーです

CarManiacカテゴリは旧車乗りにとって必要不可欠なセルフメンテナンスを手助けする情報をお届けしています。ショップに任せてるからって言う人も多いけど、壊れてばかりで乗る機会が無いなんて良くある話です。少しでも自分でメンテナンスすると愛着はもちろん、トラブルの予兆が見て取れるから簡単な作業を更に楽にできるツールなどもご紹介していきます。

今回はメンテナンスの王道たる、オイル交換(フルード交換)です。フルードと言えば、エンジン、ミッション、デフ、ブレーキ、クラッチ、冷却水、ウォッシャー液など様々な性質の液体が使われていますが、それらが便利な負圧式のオイルチェンジャーを使って交換できるならやってみようかな。。と思ってもらえるでしょう。

オイルの白濁を見つけたら早急に原因を追究する

フルードの中でもエンジンオイルとミッションオイルは同じ石油系の油脂ですから、水とは混ざりません。なので交換の際に白く濁っていたりすると何等か水分が混入しているため、その原因を摘まなければななりません。

オイルが水分を含んで白濁する

エンジンオイルの場合は、冷却フルード(不凍液・クーラント)がガスケット不良などで浸透してエンジンオイルを白濁させることがあります。これはケミカル剤では対処できませんのでエンジンを分解整備が必要です。激しい寒暖差などによる湿度によるものもありますが、よほどの事がないとオイルが白濁するまでには至らないものです。

ミッションオイルの場合は、外部からの侵入を疑うべきです。ミッションにはデフも同様に上方にエア抜きダクトがありますが、そこから水分を入れてしまった可能性(洗車や雨天走行など)があると思います。

旧車のオイルは減るけど多く入れないで面倒でも適量にする

旧車の多くは走ればオイルが減るのがセオリーです。なぜなら現代車のように精度が高くないのでエンジンなら水温が上がるまでピストンとシリンダーの隙間は大きいのです。それが温度上昇と共に締まってくるので冷間時は特にシリンダー内の排ガスが腰下(クランク側)に入り込みブローバイガスが多めに放出されます。

ブローバイガスとは

ブローバイガスは高温で燃え残りのガソリンが含まれており、オイルと混ざるとオイルは希釈されサラサラになって旧車の弱いオイルシールやコルクガスケット等を傷めます。そうして更にオイルを減りやすくします。減るのでオイルを多めに入れたいのが人情ですが更に悪化しますので止めるべきです。面倒でも適正オイル量で継ぎ足ししながら乗りましょう。

オイルキャッチタンク(セパレーター機能付き)はブローバイの多い車両に向いています。オイルを無駄に希釈しないようにブローバイのガソリンを含んだ液体を隔離するものです。 これだけでオイルは格段に長持ちするようになります。私の場合は200キロ走行で150cc程のブローバイオイルが採取できます。

ミッションもオイル量が多いとギアを切り替える時にスムーズに橋渡しするシンクロギアの滑りの動きが悪くなり結果的にギアのスリーブも傷める事になり大変な出費になります。ミッションもデフも横に給油用ドレンがあれば丁度フルードが垂れてきたところが適量です。上抜きの場合は基本的に抜いた量を計量するのがいいでしょう。

ブレーキフルードは重要な定期交換が必要です

エンジンオイルとって、ちょっと脇役的なブレーキフルードやクラッチフルードの交換を後回しにする人が多いと感じます。ブレーキフルードとクラッチフルードは基本同じものを使いますが、これらは空気中の水分を吸収して混ざり合う性質です。その他のオイル類とはかなり性格が違うのものなんです。

ブレーキフルード交換は重要

ブレーキとは走り続ける重たい車体の勢いを熱に交換して停止させる機構ですからドラムブレーキにしてもディスクブレーキにしても摩擦表面は簡単に数百℃に達します。その摩擦面(ブレーキパッド等)に力を伝達するのは油圧式の場合はブレーキフルードですから意外と過酷な仕事をしているんです。

ブレーキフルードの仕様をみるとドライ沸点とウェット沸点がそれぞれ書かれています。ウェット沸点とはフルードが水分を含んだ場合はその温度で沸騰する可能性を示しています。ドライ沸点と比べて100度くらい違うはずですが、こちら側の方が意外と重要なんです。

ブレーキフルードはドライ沸点とウェット沸点がある

それほどにブレーキフルードは、水分を含むと性能が下がるのでサーキット走行などしないにしても二年に一度くらいは全量交換するようにしましょう。自分で整備するのは勿論OKですが、保安部品ですからお店にお願いするなら整備士資格のある所にしましょう。旧車は水分を含んだフルードでキャリパーピストンやマスターシリンダーを錆びさせますので特に注意です。

オイル交換は上抜きか下抜きかを悩む人が多い

出来れば全量交換したい想いからオイルの交換に悩むのは良く分かります。エンジン内はオイルが行き渡る様に様々な工夫がされているのでドライスタートでもエンジン上部(ヘッド部)にオイルが残留するように作られています。そこで上から抜く方法ですが、オイル注入口からホースをあちらこちに寄せて吸引するようにするとエンジンヘッドの方のオイルも吸う事ができます。またオイルパンは流れ出るように底辺が全て斜めになっている訳ではないので、自然には零れ落ちてこないオイルも上から吸えば取り除くことができますし、何よりスラッジ化する前のドロドロの劣化物質も吸い取れる可能性があります。それらの理由から、できれば上から吸い取ることを推奨します。

負圧式オイルチェンジャーがどこにでも役に立つこと

旧車にお乗りの方には定番と言っても良いかもしれませんが、手動で負圧式のオイルチェンジャーはとても便利です。こちらは旧車乗りにとって一家に一台くらいのベストセラー商品じゃないでしょうか。

手動で負圧式オイルチェンジャー

私はこのオイルチェンジャーひとつでエンジン、ミッション、デフ、ブレーキのフルード交換に使っています。ちなみにクラッチはワイヤー式です。

手動式ですぐに使えて、1L毎にメモリがあり吸い取った量が分かるのもいいし、6Lまで対応できるのでミッションとエンジン両方交換してまとめて6.5Lの廃棄パックで捨てられるのがいいです。

残念ながら欠点もあります。タンク内の負圧をキープするために手動なのでポンピングが結構大変なんです。ポンプを何度も何度もポンピングしないと吸えない事と吸い取り能力が大変低いことです。そこでエンジンの水温が上がるくらいアイドリングしてオイルを柔らかくしてからの方が抜きやすくなります。

自宅でエアツール用のコンプレッサーを持っているのならエアーと手動兼用の9.5Lタンクがお薦めです。試しに使ってみましたが、ポンピング無くとても楽で吸引力も手動とは違います。


この車両の場合はドライサンプ方式のためオイルタンクに4Lのオイルが収納されています。これは上からしか抜けませんがとても楽です。

ドライサンプのオイル交換

そしてミッションオイルは上部にメンテナンスポートがあるタイプ9というミッションケースです。古いスーパーセブンなどが使っているタイプと同じです。こちらも上から吸い取れるので団子のような金属粉もまとめて吸い取れます。上に残留フルードが見えると思いますが、このようにエンジン内部にもオイルが上部に残留しているのです。

タイプ9ミッションのオイル交換は上から抜く

問題はデフですがフォード・シェラのデフは抜き取り用ドレンが無いので上のエア抜きドレンから吸い取り、吸い取った同じ量を基準にデフのスペック通りの適量を同じエア抜きドレンからサクションガン注入します。

エア抜きダクトからオイルを抜く

最後は、ブレーキフルードですが、ブレーキフルード交換用のホースが付属しておりませんので、ホースの外径が5.6㎜(5.6φ)なので柔軟性のある4㎜(4φ)程のシリコンホースを差し込んで連結します。

ブレーキフルード交換用に4㎜ホースを連結する

そしてブレーキキャリパーのニップルにシリコンホースを差し込み、ブリーダーを緩めながら吸い取りするとエア抜きはもちろん全量交換作業が可能になります。セルフで全量交換できるので、これはとても便利です。

ブレーキキャリパーのニップルに差し込んでブレーキフルード交換

この作業の場合はブレーキフルードのリザーブタンクを絶対に空にさせないようにブレーキフルードリザーバータンクなどを差し込んで活用すると自動的にフルードを追加してくれるので安心です。

なお、ブレーキフルード内の水分量検査器がありますので、こんなものもあると交換すべきか悩むようなときに便利です。

旧車にお薦めのフルードはコレです。

エンジンオイル カストロールCLASSIC OIL 100%鉱物油

やはりガスケットやオイルシールへの影響は大きいので鉱物油をお薦めします。カストロールじゃなくても鉱物油ならオイル漏れは防げるかと思います。

ミッションオイル オメガ690スペック0

絡みつくオイルと言えばこのスペック0です。通販じゃないと入手しにくくなってきました。これだけは他のギアオイルと違うのが良く分かります。とてもネバネバしていて糸を引きます。

ブレーキフルード MOTULのDOT5.1

吸湿性が低くてウェット沸点が高いのが特徴で長持ちします。マスターシリンダー内の錆びなどが気になる旧車には吸湿性の低いDOT5.1をお薦めします。

クーラント ホルツの漏れ止め剤入りクーラント

どうしても旧車は冷却系も錆びにやられている場合があります。クーラント漏れも起きやすいので、ツーリングなどで滲み程度で自走で帰宅できることを考えたら、漏れ止め剤があらかじめ入っているクーラントはお薦めです。

あとがき

エンジンオイル交換は色が真っ黒になるので、交換しなきゃと考えやすいですが他にも様々なフルードがあるので、この便利なツールで楽に交換できるので定期的な作業をお薦めします。

さらにエンスー度が増すこと間違いなしです!

これからもカーマニアック(エンスー)な皆さんと一緒に駆け抜けていきます。

予報は晴れのち快晴です! サニー@でした。


コメント

タイトルとURLをコピーしました