《仕事の羅針盤シリーズ》では最終的に「いきがい」をもって働けることを願って執筆しています。ちょっと視点を変えるだけで小さなことに悩んでいたことが分かります。
今回は、なぜ人は会社を辞めたいと感じることがあるのかをまとめた記事「いきがい」から(マズローの5段階の欲求)にあてはめて掘り下げます。
その中で②評価についてとりあげます。
人事評価は難しい
この5つの中から「人事評価に不満」を感じている方は、「承認欲求」(みとめてほしい)が満たされていない状態です。仕事には真剣に黙々と取り組み自信があるタイプですが自尊心も強い。よく「褒められると伸びるタイプ」なんて言いますよね。
会社には大小様々なミッションがあり目標値が設定されています。その目標以上の成果を挙げた場合「相応の評価が欲しい」のは当然の事です。しかし評価は他人がすること、現実は不当と思える評価が存在するのも事実です。会社の規模が大きければ配置転換で成功する可能性もあるでしょうが、適合性が疑われるとして人事データにレッテルが貼られる恐れもあります。
先ずやるべきこと
それは、自分で絶対評価と相対評価をすることです。相対評価とは周りの人との比較で上司が一次評価するのがこれだからです。もし成果を数値化しにくい事務職だとしたら相対評価してみると現実とても難しい事が分かります。
そうした制度を理解したうえで上司や人事に掛け合うのは正しいと思います。ただそれが更に不当評価の要因になってしまわぬよう、慎重に転職など他の道(プランB)も作ってから行動を考えた方がいいでしょう。
会社の評価基準にあっていない
これは、例えば実績とプロセス、実行力と指導力など会社が重要視する評価基準です。会社には職種によって一定の評価基準が設けられています。例えば、指導力は高くても会社が重要視する行動力を欠いている場合には評価は低くなります。転職においては会社が重視する評価基準を見極めておく必要があります。これも自分の性質を理解していないと始まりません。
そして一般的に一次評価は直属の上司にあるという事です。そのため上司の個人的な基準は完全に排除できません。どんなに綺麗ごとを言っても上司に気に入られなければ相対評価で比較されたときに落とされるのはある事です。なぜそのような事が起こるのでしょうか。
評価される人と評価されない人
それは、一定の成果について自己評価に結び付けようとする人とそうでない人です。言ってみればアピールが上手な人と下手な人です。もし自分が上司だったら、部下から「今回の成果は上司の指導のおかげです」と言われたら同じ成果でもより高い評価をつけたくなるものではないですか?
つまり頑張ったことだけをアピールするのは自慢話で終わってしまう場合があるのです。そんなこと言ってもアピールしなくても「上司は部下の行動を理解するのが仕事だろう」と思いますよね。同感!私はアピールが下手だとよく言われました。でも、やっぱり人間同士である以上は必要な事なのかと思いますね。
評価されやすい仕事とされにくい仕事
それは、営業のように成果を数値化しやすい仕事と事務職のように数値化しにくい仕事です。それを理由に事務職から営業職へ異動願いするのも一つの解決方法です。
運よく営業職になったとして営業でも担当する商品や顧客などによって「努力=結果」では無いので、残念なことにならないように目標設定を誤らないようにしましょう。それに「やりたくない仕事」を選んでしまうと評価どころじゃ無くなってしまうかもしれませんから良く考えましょう。
転職するならどんなところか
それは、外資系の企業です。そのぶん甘くないので結果にも厳しい面はありますが評価を強く求める人にとっては最適と言えるでしょう。英語力が必須という会社も多いので条件をよく見極めてから動きましょう。外資系は転職率も高いので転職者に対して懐が広いです。しかし手厚い教育などは期待できない場合が多いので「即戦力」を求められると考えて向かわないと着いていけなくなります。
それと、アウトプット(生産性)を主とする業種&職種です。業種で言えば、製造業、販売業、広告業、職種で言えば、エンジニア、商品企画、営業などでしょう。
「外資系」&「営業」の組み合わせは「評価と給与」に結びつきやすいです。
新しい世界にチャレンジしてみるのも素晴らしい経験になると思います。文末に専門性に特化した支援サービスだけを一覧にしてあるので活用してください。
あとがき
人事評価は会社の中でたいへん難しいイベントのひとつです。誰もが納得できる評価はどのようなものなのか、私は頑張ったプロセスを見逃さず大切にすることだと思います。それは「やりがい」となって会社の宝になっていくはずなんです。
みなさん一緒に頑張っていきましょう!
予報は晴れのち快晴です。仕事の羅針盤でした。
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